お電話やご来荘してのお問い合わせでよくあるご質問をまとめました。

特別養護老人ホーム(以下特養)は、社会福祉法人や地方公共団体が運営母体となっている介護保険施設のひとつです。有料老人ホームと比較すると低料金で利用できるため、待機者が多いのが現状です。特養への申し込み対象は、介護保険の認定を受け要介護度が3~5であることです。複数の施設への申し込みも可能ですし、奥州市以外の方も福寿荘へのお申し込みができます。申込時は「被介護保険者証」をお持ち下さい。詳細は質問2~4をお読みください。

介護サービスを利用するために介護認定を受ける時は、奥州市の「長寿社会課」に申請します。申請後、認定調査員がご本人と面談し、心身状態の調査を行います。またかかりつけ医からの「意見書」と併せて介護度が決まります。認定まではおよそ一カ月程度を要します。認定申請の代行は「福寿荘居宅支援事業所」でもできますので、お気軽にご相談ください。
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原則として、要介護3以上の方のお申し込みを受け付けています。要介護度1、2の方の場合は精神障害や認知症の度合いが著しい、家族からの虐待がある等の「特例」によって申し込みや入所が認められます。特例の認定は保険者である市が行います。受け付けは年中無休(9時~17時)ですが、電話予約(0197-28-1234)の上おいでください。

明言はできかねますが、ケースにより半年から1年以上待って頂く場合もあります。入所は申し込み順ではありません。施設では、入所待機者の要介護度や家族状況など、申し込み書の記載の内容をもとに入所の優先度を判定します。そして定期的に開催される「入所検討委員会」で、優先度の高い人から入所順位を決めます。そのときに、現在入院中の方や入所中の施設から退所を促されている方、介護者が体調を崩しているなど緊急性が認められた場合はその限りではありません(申し込み時と状況や介護度が変わった場合は随時ご連絡をお願いします)。

費用の月額の算定条件は入所者によってまちまちですが、およそ月額5万~15万円ほどです。介護費用、居住費、食費は全国一律ですが、施設によっては別途ホテルコストがかかる場合があります。ご本人の所得や資産、要介護度、部屋が個室か多床室かによっても違います。詳細は個別にご相談ください。

従来型とユニット型の最も大きな違いは、部屋のタイプと棟(ブロック)の規模に関することです。「従来型」の福寿荘は、個室が52室、3人室が26室あり、130名の方が四つの棟に分かれて暮らしています。3人室の室料は個室と比べて低額になっています。「ユニット型」は全個室であり、10人程度を1グループとして食堂やリビングを共有するスタイルです。ユニット型では従来型に比べて自分のペースで暮らすことが可能です。2001年以降新設の特養は全てユニット型です。

Q1の説明にもあるように、「特別養護老人ホーム」は原則要介護3以上で日常的に介護支援が必要な方が入所の対象です。「有料老人ホーム」は要支援、要介護度を問わずご利用になれます。奥州市やその近隣には様々なタイプの有料老人ホームがあり、料金システムも一定ではありません。お部屋代と食事代とは別に介護の料金が加算され、最初の想定よりも料金がかさむ場合もあるようです。「特養」と「有料」のどちらを利用するかについては、入所までの期間の長短、サービスの内容、負担額の高低等を比較して決めることが大切です。詳しくお知りになりたい方は福寿荘居宅支援事務所(TEL 0197-28-1244)へお尋ねください。他施設のパンフレットも閲覧できます。

資格がなくても働けます。新卒の高校生や、中途採用で無資格の方は、働きながら資格取得を目指すことが出来ます。岩手福寿会には、資格取得のための支援システムがあります。詳しくはホームページ内「採用情報」→「教育体制」に記載されている《資格支援制度》をご覧ください。
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福寿荘、福原山荘ともに相談課(相談員)が受付窓口になっています。シーツ交換、傾聴、喫茶の手伝い等が定期的なものですが、入所者の見守り等介護の補助をしてくださる方、大きな行事のお手伝いやボランティアさんの趣味や特技が活かせるものも歓迎します(例:囲碁や将棋の相手、衣類の修繕、器楽演奏等)。お気軽にご連絡ください。

ホームページ内「お知らせ」ページでご確認いただけるようになっています。
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上記以外にも、介護に関するお困り事、お悩みの事がございましたら0197-28-1234へお電話ください。
ご相談内容に応じて、担当の者がお話を伺います。