特別養護老人ホーム福寿荘 施設長就任挨拶

 日本全国、そして世界が新型コロナウイルスの感染拡大の脅威に震撼させられた数年が続き、さらに今、悲惨な戦争が世界全体を揺るがしておりますが、そんな中でも季節は巡り、ここ水沢の地にも暖かな春が訪れようとしています。日頃は当施設運営に対しまして地域の皆さま始め多くの方々からご支援ご指導を賜り、改めて厚く御礼申し上げます。
 さて、私こと佐藤慎太郎はこのたび特別養護老人ホーム福寿荘施設長を任命され、その大役をお受けすることになりました。昭和47年に設立された社会福祉法人岩手福寿会は今年50周年の節目の年を迎え、この記念すべき年に福寿荘の施設長を拝命することは私自身にとって大きな出来事であり、その重責に深く思いをいたしております。
 私はまだ四十歳を過ぎたばかりであり、若輩すぎるのではとためらう気持ちもありましたが、現法人理事長が最初に理事長に就任した年齢が四十歳である事を改めて聞き、そして「役職が人を育てるのだから」と背中を押していただき、施設長就任を決断致しました。これからは責務に臆することなく、精一杯力を尽くす所存でおります。
 法人の運営理念のもと、平成19年4月から15年のあいだ、前芳沢茎子院長が大切にしてきた福寿荘の名前と先達が築き上げた歴史を汚すことのないよう、また多くの職員と共に高齢者の福祉と介護に邁進し、働き甲斐と働く喜びのある事業運営に努めてゆくことを皆様にお誓い申し上げ、施設長就任にあたっての挨拶と致します。どうぞ、旧に変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます。
 なお、本年度から福寿荘管理者の「院長」という職名を、「施設長」と改めております。

令和4年4月1日

特別養護老人ホーム福寿荘

施設長 佐藤慎太郎