特別養護老人ホーム
福寿荘

　世界中が新型コロナウィルスに翻弄され続けた3年余りを経て、様々な事柄が少しずつ形を変えてもとに戻りつつあります。
　さて、私こと小竹徹はこのたび特別養護老人ホーム福寿荘の施設長に任命され、大役をお受けすることになりました。 振り返りますと私がこの福寿荘に入社したのは平成11年の春でした。福寿荘が移転新築した年であり、完成したばかりの、見たこともないような立派な施設に感動した日のことは忘れられません。その日から今日までのおよそ25年、福寿荘の歴史と思い出はそっくり自分が歩んできた道と重なっております。
　私たちの特別養護老人ホーム福寿荘では、一昨年の5月にクラスターが発生し、入所者様始め多くの方にご迷惑や、ご心配をおかけしましたが、多くの関係機関のお力添えのもと、短期間での収束に至りました。クラスターを東日本大震災と同じに語ることは出来ませんが、施設の危機管理能力が問われる出来事であり、いずれのときも職員の力を結集して、難局を乗り越えることができました。 　地域の皆様からの信頼が篤く、入るならこの施設、といつも期待されて来た歴史と伝統を受け継ぎ、さらに私たちの力でコロナ後の施設介護に「新しい風」を吹き込みたいと念願しております。
　法人の運営理念のもと、初代から先代までが大切にして来た、また多くの先達が築いて来た伝統を汚すことなく、職員と共に高齢者の福祉と介護に力を尽くす所存です。 どうぞ皆様旧に変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。