福寿荘

月を見て人は何を想う?

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昨日は十五夜、しかし今年の満月は今日の10月2日なのだそう。十五夜の次は十六夜(いざよい)ですが、「いざよい」ということばの由来は、この夜の月は十五夜に比べて50分ほど遅れて現れるので、いざよう(ためらう)から――だそうです(出典:日本語大辞典)。

ロビーには矢筈ススキ、秋明菊、吾赤紅(ワレモコウ)を壺に活け、月見酒と月見まんじゅう、季節の果物を飾りました。うさぎの置物も並んでいます。矢筈(やはず)ススキは十五夜には花屋やスーパーに並び、その美しさから野生の大きなススキより人気があるのでは?と思うこともしばしばです。

実は福寿荘でも福原山荘でも、十五夜の生け花は全部”自前の花”であることがひそかな自慢です。”この日のために”矢筈を両施設の新築、庭園設備のときに植えました。株は年々しっかり根を張り、立派なススキが秋風にゆれています。野生の「斑(ふ)」のないススキが突然変異したものとあって、元のただのススキに戻ることもあるのだそうです。

平安の昔から、月は満ちても欠けてもロマンをかき立てるものとされています。今の若者も空にかかる月を見上げて、自分の想い人の面影を写したりするのでしょうか。

今年はお天気が心配されましたが、かろうじて雲間にのぞく月を見ることができました。福寿荘の十五夜かざりを愛でる入所者の様子をご覧ください。