岩手福寿会

ショートステイご利用者様の死亡事故について
(ご報告とお詫び)

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去る9日29日夕刻、当法人が運営する福寿荘ショートステイの送迎車両が交通事故を起こし、ご利用者様がお亡くなりになりました。亡くなられたご利用者様の冥福をお祈りしますと共に、ご遺族様に対して深くお詫び申し上げ、お悔やみを申し上げます。

 

事故は、令和3年9月29日(水曜日)午後3時45分頃、奥州市水沢真城町屋敷地内路上で発生しました。当該ご利用者様(94歳)を含む4名のご利用者様を、上姉体の施設からそれぞれのご自宅にお送りする途中の出来事です。運転手(67歳)が水沢東バイパスを時速50kmで北上中、国道343号線との交差点の信号手前で、信号が黄色から赤に変わるのに気づいたものの、前方を走る普通乗用車がそのまま直進した事につられ交差点に進入し、結局は途中で間に合わないと判断し、急ブレーキをかけました。その際、当該ご利用者様のみが車椅子のシートベルトを装着していなかったため、車椅子から転落しました。

ご利用者様は右膝を強打し、痛みを訴えたため、施設側は整形外科に搬送した方が良いと判断しました。職員がご家族に電話連絡し、かかりつけの病院を確認。その後、他のご利用者様も送迎中だったため、施設より別の車両を向かわせ、他のご利用者様を乗せ換えし、それと並行して当該ご利用者様の整形外科医院への搬送を行いました。

病院での診断の結果、「右膝の亀裂骨折」と判明し、シーネ固定の処置を受けました。その際、医師より、シーネ固定の状態確認のため翌日も受診するようにとの指示がありました。本来であればご利用者様はご自宅へ戻られる予定でしたが、骨折したご利用者様の自宅介護が困難であること、翌日の再診時の移動手段が確保されるべきであることをかんがみ、ご家族と相談の上、この日は再びショートステイにお泊り頂くことを決めました。

翌9月30日(木曜日)午前10時、ご利用者様は整形外科医院を再受診しました。医師より「固定状態に異状なし」との診断結果を告げられ、10時30分過ぎに施設へ戻られました。ところが間もなく、短い時間(10分程度)の意識消失があり、すぐにご家族に連絡し、同時に救急車を要請しました。救急車の施設到着とほぼ同時に、ご家族も施設へ到着されました。その時点で、ご利用者様の意識は回復しておりましたが、前日の事故の影響や後遺症が無いか職員が不安をおぼえたため、ご家族と相談の上、胆沢病院へ搬送を行いました。

胆沢病院に到着後、同行した職員が、ご利用者様の状態について説明をし、骨折箇所の検査に加えCT撮影や血液検査が行われました。結果、医師より「異状なし」という診断結果を受け、安堵し再び施設に戻りました。その後ご利用者様は、施設にていつも通りにお過ごしになりました。

10月1日(金曜日)午前9時過ぎ、つい数分前まで看護師と話していたご利用者様の状態が急変し、ご家族に連絡し救急車を要請しました。ご家族にも駆けつけて頂き、ご利用者様を胆沢病院に救急搬送しました。その後10時20分、当該ご利用者様は、「骨折が原因による空気塞栓症・脂肪塞栓症」でお亡くなりになりました。

また、同10月1日、当該運転手と事故当日同乗の介護職員、施設管理者及び副管理者が同席して奥州警察署交通課による事情聴取を受けた際、今回の事故は「交通事故」であり、事故が発生した時点で警察に届けるべきものであったことを指摘されました。

私どもは、事故は単独のものであり、車内で起きたことから「介護事故」という認識で対応しておりました。改めて当方の不明を恥じるものであり、関係各位にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。

今回の事故により、これまで長きにわたり当法人を信頼していただき、特別養護老人ホーム福寿荘を始めとして、デイサービスやショートステイなど、様々な介護サービスをご利用いただいている皆さまにご心配やご迷惑をおかけし、信用を失墜させることになってしまいました。

 

私どもは、この事故を起こした事実を重く、真摯に受け止め、過ちを繰り返すことのないよう徹底した安全対策による再発防止と、今後の信頼回復に努めて参ります。皆様には、どうぞ今後とも厳しい目で私たちをお見守り下さいますようお願い申し上げます。

ご遺族の皆さまに今一度深くお詫び申し上げ、今後の対応に誠実を尽くして参りたいと存じます。大変申し訳ありませんでした。

 

なお、事情聴取や内部調査に時間を要し、ホームページでの公表が遅れましたことについて、お詫び申し上げます。しっかりと事実を受け止めるために状況説明が長くなりましたが、ホームページ上の情報の公表にご理解を賜りましたご家族に、改めて感謝申し上げます。

令和3年10月29日

社会法人 岩手福寿会

理事長 芳沢正義