「竈門炭治郎」とは、最終回を迎えた今でも人気さめやらない漫画「鬼滅の刃(きめつのやいば)」の主人公の名前です。初版は2016年ですが、TVアニメ化を機に一大ブームとなり、不況と言われる出版業界を「刷れば売れる」「紙が足りない」と言わしめているのですからその加熱ぶりは大変なものです。
多くの人が「巣ごもり」のために、読書やDVD鑑賞、ゲーム等、家の中にいながら想像の世界を旅している現在、小さな子どもも「鬼滅」を読み、「人間と鬼」が抱く心の闇と光に、子どもなりに思いを巡らせて夢中になっていることに驚きをおぼえます。いわゆる「子ども向けのマンガ」でないこともひとつのポイントで、人間の創造力や感受性の入り口の広さを実感させられました。
「鬼滅の刃」は1~8巻まで職員図書に新着。9~19巻が今週中に入庫予定です。