院長から

ゲストは「多彩」

投稿日:2020年6月17日 更新日:

施設では、依然新型ウィルス対応策の面会禁止が続いています。訪れる方が減り、いささかさびしいですが、敷地や庭には様々なゲストがやってきます。5月には、貯水槽のところでカモシカに出会ったものの写真を撮るいとまもなかった、とは目撃職員の談。他にも軒下にはツバメ、ツバメを狙うカラス、玄関のひさしの支柱上方にはセキレイが巣作り、外周プロムナードで大木をつつくコゲラ…。年によっては野ネズミや蛇が建物の中へ侵入することもありました。

今日の朝日新聞コラム「天声人語」には、東京の荒川河川敷にカモシカが現れたとあり、農林業の衰退とともに都会へ迷い出るシカの増加が予測されています。

偶然にも、本日の岩手日報一面コラム「風土計」には、「5月に盛岡松園地区で相次いだクマの目撃情報は、タヌキの誤認で間違いあるまい」とあります。こちらは宅地造成が進んでねぐらを追われた結果のようです。

人間も野生動物も、環境によって「生息状況」が変化することは致し方ないのでしょうか。今は施設にいながらにして、時にはにぎやかな鳥の声に季節を味わい、いっときウィルスのことを忘れましょう。