福寿荘

やっぱり年の暮れは「餅つき」です

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ホールに集まった約60名の入所者さん。皆さんの顔は、ホールの真ん中に置かれた臼(うす)を囲んで笑みにあふれています。12月28日は、恒例の「餅つき」でした。

1升5合の白ぶかしが臼に入れられると、腕自慢の男子職員がかわるがわる杵を手に、餅をつきました。豆しぼりの姉さまかぶりの女子職員は、あいどりを担当します。入所者もおひとり「わたしもやりたい」と手を挙げ、姉さまかぶりと半てんでつき手と息を合わせてあいどりをつとめました。入所者、職員の手拍子が飛び交い、あっという間に餅はつきあがり、しめくくりには入所者の「長老(89才)」も登場して、男性職員と一緒に杵を振りあげ5、6度餅をつくと、一同から大きな拍手が起きました。コロナウイルス感染予防のため、様々な行事が中止や規模縮小になっている今季、久々の施設一体の行事を誰もが心から楽しみました。

餅つきのあとは、ホールは食堂に早変わり。めいめいが餡の入った「やわらかもち」と甘酒を頂き、体の芯からあたたまって、それぞれのお部屋に戻りました。来たる新年に向けて、鏡もちや干支の置物も飾り、コロナ禍にあっても新年を迎える準備は万端です。