新年が明け、施設では行事がふたつ続きました。元旦は、朝食の時のお屠蘇くばりです。院長と職員が、お屠蘇に見立てたジュースで新年を祝います。中には、ほんとうのお酒やノンアルコールビールを召しあがる方もあります。皆さんで院長(今年は施設部長)のあいさつを聞き、笑顔で「乾杯」を行いました。
5日は五元日。水沢では、1月5日のこの日も元日に見立ててお餅を食べる風習が残っています。福寿荘では毎年この日を新年交賀会とし、干支の入所者さんと職員(丑年生まれの年男、年女)を中心に、お干菓子とお抹茶を楽しみます。干支の職員は和服をまとって、皆さんと新年を祝います。
ホールでの茶話会終了後は、晴れ着姿の職員が皆さんのお部屋を訪ねます。皆さん、職員たちのあまりの可愛さに涙を流して喜ぶ方もおいでです。
恒例の早池峰神楽の奉納もなくなった今春、五元日の行事は例年と変わらぬ華やかさで行われ「ほんとにお正月らしいなあ」と入所者さんに心から喜んで頂けました。