院長から

大谷選手の実家はすぐそこ

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しばらく便りのなかった関東の友人たちから、たて続けにメールをもらう最近です。メールを開いてみると、予想通り? 大谷翔平選手の活躍について、「伝えずにはいられない」とばかりに皆が書き連ねています。

「大谷くんのおかげでどんなに救われたか! 陰りのない笑顔は社会を明るくした!」

「今日のオールスターゲームに二刀流で出る大谷翔平、涙が出るね。感動、痛快。コロナで気分が晴れない中、癒される。水沢出身の者がみんなで今テレビを見ていることで、気持ちが繋がっていることを信じています」

長いコロナ禍、開催は決定したものの、詳細については毎日揺れ動いている東京オリンピック、大雨や土砂災害のニュース……。わたしの同級生の中には、「今の日本で明るいニュースは大谷のことだけ」と言い切る人さえいます。

あの松井秀喜選手のほぼ倍のペースでホームランを量産し、現在ホームラン数でメジャーリーグ首位。オールスターゲームのルール変更までなさしめ、「指名打者であり先発投手」として出場。今や全米が大谷に注目し、『オータニ=サン』は社会現象になっています。今回のオールスター戦前日、恒例のホームランダービーに日本人として初出場し、1回戦で敗れはしたものの、「再延長の結果」という見せ場まで作りました。特段野球ファンではないわたしでも、やはり「ご近所(姉体出身)の大谷君」の動向は大いに気になります。花巻東高校を卒業後、日本ハムに入団が決まった年には、姉体町内会の新年会にお父さんと出席し、小学校の頃からお世話になった地区の方々にお礼の言葉を述べました。町内会からのプレゼントである30kgの米俵を、いとも軽々とかついで引き上げていった、まだ「大谷選手」でも「オータニ=サン」でもなかった、10代の「大谷くん」を思い出すこの頃です。

 

※サムネイルの写真のタオルは、大谷選手のプロ入りが決まった2012年当時、花巻東高校野球部応援団の有志によって作られたものです。