福寿荘

地元町内会も大喜び おめでとう大谷翔平選手 MVP満票受賞

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2021年11月19日 日本時間8時48分、日本中の人が待ち望んでいた、米メジャーリーグ ロサンゼルス・エンゼルス所属、大谷翔平選手の年間MVP受賞が決定しました。これに先立つこと2日前の11月17日には、大谷選手が北海道日本ハムファイターズ時代につけていた背番号「11」と、現在の背番号「17」にちなんで、大谷選手の出身小学校である奥州市立姉体小学校で花火があがりました。一年の大活躍を称えるとともに、MVP受賞を祈念して、地元の振興会が主催したものです。花火の数は、投手勝ち星数とホームラン数にちなんで9連発と46連発を含む150発余り。「密にならないように」と、打ち上げ場所は事前には明らかにされませんでしたが、地元姉体地区の方々にはお知らせがあり、皆さん期待してその時を待っていたようです。

今日の朝日新聞(岩手版)は、9年前の夏、全国高校野球選手権 岩手県大会で、当時の大谷選手に「ホームランを打たれた」唯一の投手と、県大会の決勝戦で大谷選手から唯一の「ホームランを打った」選手の記事が掲載されました。ホームランを打った二橋大地さんは、県大会から7年後、結婚式に大谷選手からの祝電が届きとても驚いた、というエピソードを紹介していました。高校を卒業した後は、たった一度偶然の再会があっただけなのに、プロ野球の道へ進んだ世界的スターが結婚祝いの電報を送ってくれた……。そのときの二橋さんの驚きと喜びは、どれほどだったでしょう。

大谷選手は今までにも、自分へのボーナス(報償金)で、ファンへプレゼントするためのTシャツを無償で作って配るなど、自分の喜びを周囲の人と分かち合うことを忘れません。野球以外の用事も山ほどあるでしょうに、常に自分とつながっている人たちの存在を忘れず心遣いをする、そんな彼の人間性も、大谷人気の大きな理由の一つでしょう。改めて彼のアンテナの高さ、こまやかな配慮に感銘を受け、今後の活躍を祈るものです。