4月6日(水)、福寿荘デイサービスでは、利用者 菅原ミネさんの満100歳を祝う会を行いました。午後のひととき、金屏風を背にし、金色の帽子とちゃんちゃんこをまとって座るミネさんに、利用者さんたちから「似合ってるー」と声がかかりました。
会の司会進行を務めた鈴木直子課長によると、ミネさんは大正11年4月9日、水沢の黒石に10人きょうだいの3番目に生まれ、若い頃は仙台に出て働いたり、水沢に帰ってきてからは黒石の橋の工事の手伝いをしたりと、「よく働く人」だったとのことです。
この日の会場には特製のケーキやくす玉が準備され、ミネさんがくす玉を割り、中から紙吹雪と「100歳おめでとう」の垂れ幕が現れると、大きな拍手と歓声があがりました。また、施設からのプレゼントとして、芳沢茎子常務理事(前福寿荘院長)からお花とパジャマが贈られました。これにはミネさんも大感激。何度も「こんなに長生きして、皆さんにお祝いまでしてもらって。ありがとうございます」と繰り返され、涙とお礼の言葉があふれて止まらない様子でした。
同席した皆さんにも、パジャマを手に取ってご覧いただきました。ミネさんは「さっそく今夜からこれを着て寝る」とのこと。そのことばが、再びの拍手を誘っていました。その後、利用者さん皆でジュースで乾杯をし、お祝いのケーキを切り分けて頂き、良い午後となりました。