岩手福寿会

新春を寿ぎ、この1年の安寧を祈る 「早池峰神楽奉納」

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寒中お見舞い申し上げます。

昨年中は皆様には大変お世話になり、心より御礼申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

特別養護老人ホーム福寿荘では、1月8日、今年もユネスコ世界文化遺産である「早池峰神楽(岳神楽)」の一行をお迎えし、福原山荘と福寿荘の2施設で神楽の奉納を行いました。新型コロナウイルス流行以前と同様の年末年始の行事を行うことは困難でしたが、この神楽はなんとか開催することができました。

勇壮な太鼓の響きで始まった演奏に続く今年の演目は「天女の舞」といい、これは京都祇園祭のとき八坂神社で舞われるものだそうです。続く権現舞では、理事長を先頭に、今年が厄年や干支の入所者さんと職員が、2頭の獅子に頭を噛んでもらう厄払いを受け、特にも入所者様には喜んで頂きました。

佐藤慎太郎施設長はお礼の言葉に、無事に新年を迎えて早池峰神楽の上演が叶い、厄払いを受けたことへの感謝とともに、「昨年2月に始まったロシア、ウクライナ戦争の終結と世界平和を祈りながら神楽をご覧になった方も多かったと思います」と述べ、「今年1年の入所者様、職員とそのご家族のご健勝とご多幸を、早池峰神楽の神楽座の皆様の益々のご活躍を祈ります」と結びました。

上演後、会場をあとにする入所者様は「神楽を見られて良かった」「とっても楽しかったよ」と口にしながらお部屋に戻りました。

本年が、皆様にとりまして良い年となりますようお祈り致します。