常務(前院長)だより

大きくなった「大谷少年」

投稿日:2023年4月21日 更新日:

新年度がスタートし、胆江地区では小中高校の入学式が終わりました。そちこちで、数人のグループになって三々五々登下校する中高生のグループを目にします。

先日、横断歩道をひとりで渡る中学1年生の男子を見かけました。明らかに新入生とわかる学校指定の新しいブルーのリュック、つい1週間前まで小学生だったことを実感させる小柄な身体に、大きめの制服を着ています。袖口などは広すぎて、「少々邪魔ではないですか?」と、ゴム輪でも持っていって止めてあげたい風情です。

彼の身体が制服の大きさに追いついてジャストフィットするのは、いつになるでしょう。「成長期」とよばれる時期だけあって、あるいはあっという間のことで、後になって親は「そんなことならもう1サイズ大きいのを買えばよかった」などと振り返るのかもしれません。

ふと、今や世界的なスターとなった米メジャーリーグの大谷翔平選手が、小学6年生のときに撮った写真を思い出しました。リトルリーグに所属し、地元の小学校に通っていた彼は、小学校のときからひときわ体が大きく、同学年の男子の中で文字通り「頭一つ」抜けていたとのことです。誰もが知るあの可愛らしい顔、立派な背中に小さなランドセルが載っている通学時の写真です。

WBCでの大谷選手の大活躍の後も、連日彼に関するニュースが報道されています。今や野球界で「世界一」といっても過言ではないスター選手になっても、未だ「強くなること」「試合に勝つこと」、四六時中野球の事ばかり考えている「大きくなった野球小僧」に、我々地元民は目を細め、今後の活躍を期待しています。