さる10月2日、福寿荘の在宅サービスを利用しておられた故・高橋良二さんのご遺族から「額」の寄贈がありました。故人の十三回忌を機に、弟の高橋三好(さんこう)さんが、趣味とする篆刻(てんこく)で、福寿荘への感謝を表現したということで頂戴したものです。篆刻とは石に漢文を彫り、それを版画の技法で紙に刷ったものです。
額は福寿荘に相応しいものとなるようにと、三好さんが「不老長寿」を始めとする四つのおめでたい語句を選び作成したものです。頂いたその日、さっそく二階和室の床の間に飾りました。朱肉を使って刷られた文字の風合いはなんとも鮮やかで、額を見た多くの職員たちは「初めて見ましたが素晴らしいものですね」とみな感心していました。