コロナ禍で休館したり、展覧会の開催を控えていた全国の美術館がようやく動き出しました。本来であれば今年の春に始まるはずだった各種の特設展も、大幅に遅れて開催されています。
特別展のために展示作品を海外から借りたものの、展覧会を開くことができなかった場合、美術品はどこで「待機」しているのでしょうか。あの「モナリザ」の初来日のときは、あの絵1枚のために専用の輸送機が使われたという実績?もあります。担当者も、厳重に手袋とマスクを着用と、何やらこの頃の見慣れた風景と似通っていた記憶がよみがえります。
美術館に出かけたとき、入り口等に備え付けのラックから、全国の美術館(特設展)のパンフレットを持ち帰り、施設内の廊下に掲示するのが長い間の慣例でした。しかし今や、美術館へ出かける機会そのものがないのでパンフの集めようもありません。そこで、目の「にぎやかし」のために、美術館品(絵)のポストカードを壁にピンナップしています。季節に合わせたり、テーマを決めたり。
今回は「人物」をテーマにしました。皆様ご存じの「人」は、何人いるでしょう。あるいは、作者は誰でしょう。洋の東西、時代も混在、しばし頭をひねり、記憶を引き出してみませんか。