福寿荘の書道クラブで、40年余にわたりクラブ講師をおつとめ頂いた渡辺和子先生が、この3月で退任なさいます。3月7日はいつものお稽古に代えて、お別れの茶会をひらき、先生との名残りを惜しみました。
和子先生から私たちへ頂いたご挨拶を、以下に紹介します。
長い間、院長先生はじめ皆さんのおかげで、こんにちを迎えることができました。「書」は、決してこれが最後ではありません。永久に生き続けています。
私事ですが、亡くなった夫と私は、奇しくも生年月日が全く一緒です。その夫を若くして亡くしてから書道を始めたのが、私の書の道の第一歩です。それから様々なことがありました。海外展へも出品をしました(アメリカ・フランス・中国など)。そのようなことが出来るとは考えてもいませんでした。「継続は力なり」を実践でき、嬉しく思っています。
どうぞ皆さんもお元気で、書を続けてください。
和子先生には、福寿荘の創設間もない頃から、書を通じて入所者皆さんの暮らしを豊かにするお力を頂きました。改めて、心からの感謝を申し上げます。